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月詠み⭐︎牡羊座新月⭐︎皆既日蝕

2024-04-09
太陽の御隠れ
人は己の物差しでしか測れない

2024年4月9日3時20分、日蝕を伴う牡羊座新月。

今回の新月はドラゴンヘッドと重なる皆既日蝕で、日蝕・月蝕は観測できる地域での影響がとても大きい。今回は北米を横断。米国に注視。

そして今月は11日に火星と土星が魚座で重なり、21日には木星と天王星が牡牛座で重なる。
この一年を表現するような月になるのではないかと思われる。
(4月全体の星の流れは、ひとつ前の投稿を参考にしてください)

※東洋の占術で見ても、今月は年盤も月盤も三碧木星が中宮に廻座。エネルギーの強い辰の年月でもある。三碧の年は地震が多い。日蝕後は特に注意したいです。

はじまりの牡羊座で迎える蝕を伴う新月は水星逆行中でもあるため、何かを始めるより見直しと削ぎ落としが重要。

瞑想と断捨離はお勧めです。手放すのが難しければ自分が求めているもの、苦手だと感じること、そういう概念に気づくだけでもいい。

活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)は影響が出やすい流れ。

・アセンダントは魚座
・月は天王星と共に2ハウスに
・天体は自己を表す1-2ハウスに集中
・冥王星と金星は相応の風を吹かせる

⚪︎権力の反転
⚪︎まやかしの明るみ

⚪︎自分を責めない。自分を信じる。
⚪︎思いやりと想像力
⚪︎行動する準備と再挑戦
⚪︎お金の得方に変化が訪れる

⚪︎注目は小惑星カイロンが新月と重なること

過去の傷が疼き葛藤が起きやすい。

月蝕頃から感情が揺さぶられ、何かしらの気づきや深層心理と向き合うような事があったかもしれない。

だがそれは癒しへの過程に過ぎず、どんな自分も信じ、愛で受け容れる事ができれば新たな始まりを迎えられる。

傷みや苦悩、それらすべてが道標だったと腑に落ちるような気づきや癒しを受け取る者もいれば、逆に支配してきた側は向き合わされる。

水瓶座の時代に入ったばかりの現在、次に待っているのは天秤座時代で、その時、他者の価値観の中で生きるのは今よりしんどくなる。人間関係と仕事の運用の在り方は特に。

柔軟に動ける環境や対等な関係性に身を置く事が助けにもなってくるし、生きやすくもなる。一極集中にならなければ、誰に支配される事もない。

そして、オリジナルであるというのは今後本当に重要で、他者からの影響や情報、真似事ではなく、自分の経験と感覚、知識と智慧を腑に落とし、表現することが鍵になってくる。

いまはその調整期間で、誰でもない自己信頼から生まれる行動と意思を試されているのかもしれない。

いま動けなくても何れ何処かのタイミングで切り替えはやってくる。
それが強制終了にならない為にも、事前準備はしておくに越したことはない。

勇気が出せず先送りを続けた結果、いつも強制終了の連続だった私の経験則です。

勇気を出したい事があれば、今回の牡羊座新月の力を活用できるはず。ただし"焦らずに"自分のペースで。

自分が望む真の豊かさに気づくため
心は揺れるが、揺れるはギフト

癒しと勇気を自らに利すれば
自ずと運命は動きだす

⭐︎水星逆行と大きな転換期⭐︎

2024-03-31
言葉は宙に舞い、思いは地に残る -hamlet-
4月21日、約13-4年ぶりに重なる拡大と発展の星・木星と、変革の星・天王星は80年ぶりに牡牛座で重なる。

その前に4/2-4/25まで牡羊座で水星逆行期間が始まります。

天体の逆行は始まりと終わりの3日間、留の期間のエネルギーが最も強いため、水星逆行の影響はもうすでに出始めている。

冥王星との影響もあり、勘違いや思い込みが激しくなる。会話や、文章、不確かな情報に振り回されやすいので注意を。

※火星が守護星である牡羊座での水星逆行は、普段以上の苛立ちが起こりやすい。

人の本質は苛立ちの時ほど出やすく、言葉に乗せれば後々取り返しがつかなくなります。いつも以上に言葉に注意を払ってください(´>_<`)

⚪︎電子機器のバックアップは勿論、メールやSNSでの表現にもお気をつけください。

⚪︎全てにおいてダブルチェックは欠かさずに☑︎

⚪︎交通機関のダイヤも乱れやすくなります。焦らず準備を。

⚪︎誰にも期待しない
⚪︎振り回されない
⚪︎自分を責めない
⚪︎とにかく焦らない

※これは経験からも言えることですが、重要な決断はあまりお勧めしない期間です。
焦らず、よく熟考してからの決断を。
違和感を感じるものは一旦距離を置くが賢明。
焦らされても無の境地で揺さぶられないようにしたい。あくまでも自分のペースが大事です。

水星逆行は分かりやすく普段の行動への注意喚起をしてくれる調整期間であり、落ち込む様な現象があれば、そこ改善しないとしんどいよのサインです。

一辺倒に逆行は良くないことが起こるみたいな事はなく、いつもより停滞する、スムーズに行かない期間と捉えればいいと思います。

逆にその天体の逆行期間に生まれた人は、逆行中の方が調子が良かったりもします。

懐かしい人から連絡が来たり、面白い現象が起こりやすいので私は割と水星逆行好きです(*´艸`*)

今回は牡羊座での逆行ゆえ、過去に諦めた事があれば向き合うチャンスを頂けるかもしれません。

〜4月の星廻り〜

全体的に4月は突発的な出来事が起こりやすい星の流れで、予測がつき難い…

◎ 2日(~25)・牡羊座で水星逆行⭐︎射手座下弦の月

◎ 9日・皆既日蝕を伴う牡羊座新月

◎11日・魚座で火星+土星が合

◉21日牡牛座で木星+天王星と合
⭐︎木星と天王星が合は約13-4年ぶり
⭐︎牡牛座での合は約80年ぶり

◎29日魚座で火星+海王星が合

4月後半は水星が順行へ戻る"留"の期間も重なるため特に影響が大きそうです。

個人で見れば、これまで頑張ってきた事や純粋に向き合ってきた人にはご褒美的な事が起こるし、

自己欺瞞や、人を利用したり不義理を働いていれば向き合わされる。

その人それぞれの課題が出てくる感じだと思います。※月蝕・日蝕期間は特に抗えず。

東洋占術にも天地徳合という60年に一度の大運期があり、何をやっても上手くいく年と教えられがちなのですが、これまでの生き様が現れる年と私は捉えています。

これまでが炙り出され、嫌でも矢印は自分に向けられる。
原因と結果、因果応報とはこの事で、西洋占星術におけるラッキースター木星にも同じ事が言えるのではないかと。

5月には1年滞在していた牡牛座を離れ、双子座へ移動する直前に起こる4月21日、

約13-4年ぶりに重なる拡大と発展の星・木星と、変革の星・天王星は、80年ぶりの牡牛座の中で一体何を見せてくるのだろうか。

それでは、皆既日蝕を伴う牡羊座の新月詠みでまた⭐︎

⭐︎4月を通して影響を受けやすい星座をインスタグラムのストーリーズ⇨月詠みのアーカイブに載せています⭐︎

月詠み✧半影月蝕✧天秤座満月

2024-03-25
ゆれるはかり
3月25日16時01分
半影月蝕を伴う天秤座満月

ドラゴンテイルのそばでの満月は月蝕となり、今回水瓶座にいる冥王星と月は調停の関係。
蝕のエネルギーはとても強く、我々が受ける影響は半年間に渡り続く。

昨年の10/15、金環日蝕を伴う天秤座新月から始めたこと、思考し感じていた種まきが形になる頃です。

新月から起こる日蝕⇨満月で起こる月蝕は内側の変容へ。
満月で起こる月蝕⇨新月で起こる日蝕は社会など外側の変容に働きかけてくる。

人との関係の見極めが問われ、今後の自分の在り方を決断していく満月図です。

自己能力とお金の関係を他者を通して考えざるを得ない状況が露わになる。

自分が成長していく上で繋がる関係と線を引く関係の取捨選択を迫られるかもしれない。

金星・土星・海王星は天秤座の月と緊張感を漂わせる。そこへ水瓶座1°の冥王星の存在は、突発的な関係性の見直しや強制終了が起きやすい。

すでに青天の霹靂の様な急展開に見舞われている方もいると思いますが、星の流れに乗っている証で、調整を促されている。

自己能力を高める為に何が起ころうと望む未来への覚悟を試してくる魚座火星の姿も見て取れる。

その場の空気を読みすぎて自己価値を下げるような事が私にもよくあります。

それは誰よりも自分を雑に扱っているに過ぎず、そういう事もうやめようよと促される流れが起きてくる。
さぁどうする?と試されるような事が。

自分の譲れないもの、本当に向かいたい方向が見えるチャンスでもあります。

誰しも譲れないものがあり、無碍にされてまで迎合する必要など何処にもなくて、自分の意思を伝えるのは勇気がいるけれど、大事な事です。

どんなに近しく利害があっても、視線が気になり萎縮する様な関係が健全とは思えない。

自分の価値を下げるような言葉は呪いでしかなく距離を図るが懸命で、はっきりと意思を伝えて切れる縁なら、ここで気づけて良かったのかもしれない。

自分の時間やお金、心、エネルギーをかけて習熟したあらゆる財産を守ってください。

在りたい自分を想像した時、純粋に、一緒にいたい人は誰か。

自分にとって大切だと心から思える人、大切にしてくれる人、側にいて欲しい人を選ぶ重要性が天体図から見て取れます。

独りよがりの縁を握りしめているのは相手の問題ではなく、自分のなかに向き合うべき課題があるからで、ドラゴンテイルは、"ここにいてよ"とこちらが揺れるような誘惑を起こすが、春分図にも書いたように、振り返りながらでも先に進まなければならない。

今ここで人間関係の変化が起きていれば、八方美人になっていないか、誰かをコントロールしようとしていないか、そんな駆け引きに巻き込まれていないかを見直してみる。

日蝕・月蝕ほど自分と向き合える機会はなく、発狂しそうなほど嫌な感情や記憶が炙り出され自分を見失いそうにもなるけれど、執着もエゴも自分を知るための大切な一部です。

過去に囚われて動けない自らの手を取り、振り返りながらでもいいから進む。

私には、ウェイト版のタロットカードで最も好きなカードがあります。

天秤と剣を持ち前を見据えたJusticeのカードです。

彼女は全てを失い、絶望の淵に立たされ、自己と向き合い続けた。

まっすぐに持った剣と秤は、エゴと執着を受容し研鑽した証でもある。

自らの価値を汚さず、揺れても軸は渡さない。必ず均衡を取りもどす。

それが天秤座であり、対局にいる牡羊座の誇りなのです。

太陽は牡羊座・月は天秤座
過去を抱えて月は満ちる

2024年3月25日
半影月蝕・天秤座満月にて


今日は東京で雨が降りました。
月蝕に降る雨、大好きな雨

満月に降る雨は、ほっとする。

星詠み☆春分の日

2024-03-20
振り返る牡羊
3月20日12時06分頃
太陽が牡羊座に入り春分を迎えました。

春分とは二十四節気のひとつであり、黄道上の太陽が赤道面を天の南半球から天の北半球に向かって横切る交点を春分点とし、0度に入ったその瞬間が牡羊座入りとなります。

春分・夏至・秋分・冬至と占星術では3ヶ月毎に社会の動きを見ていきます。
特に春分は一年全体の社会の動向や個人が受ける影響を見る上で重要な四季図とされている。

秋分からの陰の時期が終わり、春分からの陽の時期のはじまり

ここから昼の長さは夜を照らしはじめる。

春分図を表現するほど神経を使うものはなく、思えば独立する際に自分との約束で始めた新月・満月の星詠みも2年が過ぎました。

春分図の金星と土星の配置は原点回帰

春分の日、原点に立ち返り2024年の春分図を詠んでいきます。

月以外の主要天体がホロスコープの南半球に密集

春分図の要であるアセンダントは蟹座

国を表す太陽は、今後の国家の動向を表す重要な四季図となります。

太陽は国を表し、月は国民を表す。

社会的な動きが活発になる配置
社会情勢や世の中の仕組みが変わっていくなか、普遍的に変わらないものに意識が向けられていく。

牡羊座0度でMCと重なる太陽は9ハウスに。
1ハウス獅子座の月が国民を表している。

世界情勢、貿易、エンタメ等の世界で日本や日本人が注目されそうな流れ。
欧米に迎合したものではなく、日本人の感性、歴史の奥深さなど日本独自の価値観が伝わり評価されるような。

11月には米国の大統領選挙も控えています。
譲らない、譲れない軸を持つ事が国家、個人で試されていく。

日本を水瓶座の国として見れば、これからの時代注目はされていくのだろうとは思います。

少し心配で不気味なのが8ハウスにいる水瓶座火星の存在。大きな自然災害が起きなければいいなという印象です。

獅子座の月と水瓶座冥王星が向かい合い牽制し合う姿は、温めていた願望を表現する為に一度終わらせて生まれ変わる流れが見て取れる。
特に人間関係での変化が大きく、強制終了や救世主が現れることも考えられる。

ASCにある蟹座の支配星は月ゆえ感情が揺らぐような変容が起きやすい。
他者を通して自分の見たくない一面が表面化してくるような心模様に。

太陽と月は調和の関係にあり、牡羊座は救いに来るが、月に癒しの光を当てる一方、海王星は一度決めた目標や方向性を他者や環境の影響でぶれさせやすい。
本来の自分を見失わないよう意識と僅かな行動でも変化するので、閃いたら行動あるのみです。

日常生活のどんなに些細な事でも行動してみる。その積み重ねが習慣となり、意識が変化し曖昧さを和らげる事ができるはず。

太陽に海王星が近づくと水の星座は揺れるが、使い方によっては無から有を生み出し形のないものに光を当てられる。

ゼロから生み出す労力というのは並大抵のエネルギーではなく、思考と直感、感情を織り成し表現する事の労力を知れば無形の仕事や表現者への理解は深まります。

積み重ねてきたオリジナルで質の高いものにこそ注目は集まる。

誰かの真似事で豊かになれる時代は終わりに向かっている。人の表現や創造力を奪っているわけですから当然です。

不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)は誕生日により吉凶分かれそうですが、凶作用を受けても冥王星を救いに変えて腐らず乗り超えたい。

隠し事が明るみになるのは引き続きで、兎に角これまでの自分の生き方が現れる一年になるのではないかと思います。

利害関係だけで見れば足元を掬われ、他者にも自分にも純粋に優しく生きてきたか…追い風か向かい風の差は表れるのだろうと。

これからはどれだけ純粋に志が等しくある人と一緒にいるか。それが大事になってくる。世間一般の成功や幸せではなく。

水星とキロン、ドラゴンヘッドの同室も掻きむしりたくなるような過去の傷が疼き出し、自分の見たくない面と向き合わされるような事象に感情が揺さぶられるかもしれない。

痛みも痒みも経験したことでより他者を思い遣れるし、自分や誰かを癒せる救いと表現が必ずあるはずです。

おひつじ座は情熱の星と言われていますが、その裏側は悲しい物語を背負う星でもあります。

ギリシャ神話に登場する王と妃にプリクソス王子とへレイ王女の兄妹がいました。
両親は後に別れ、継母から神への生贄として差し出されそうになった兄妹を救ったのが、実母の依頼を受け大神ゼウスが遣わした黄金の毛をもつ空飛ぶ牡羊です。

牡羊は二人の兄妹を背中に乗せ、早く安全な所へ連れて行かなければという焦りから物凄い速さで空高く飛び先を急ぎますが、その速さに対応できず牡羊の背中から妹のヘレイが海に落ちてしまいます。

悲しみに打ちひしがれる兄のプリクソス、助けられなかった命、命懸けで二人を助けようとした者達の様々な想いを乗せて先へ走らなければならなかった切なさが、おひつじ座にはあります。

セレイ王女を助けられなかった牡羊を誰も責めず神々は天に上げて讃えた。

守れなかった王女を振り返るように走る牡羊の姿を星座として残したのです。

心の傷は自分を信じ何かを守ろうとした尊い証でもある。
自らの信念に沿い、振り返っても先に進む。

その先に志を等しくする仲間がいて、新たな物語が紡がれる。

自らの意思を試される春分図です。

花と星詠み

2024-03-18
はるのあらし
椿とシデコブシほど
心奪われる花はなくて

つぼみのほころびにこそ
こぶしの美しさはあらわれる

今年は桃色のヒメコブシを

マグノリアより香りは控えめで
甘い香りが苦手な私も
モクレン科の香りには不思議な心地良さを覚える。

古事記にて
天照大神が立てこもる岩戸の前
祝詞を奏上する際に付した
榊と紙垂が由来のシデコブシ

たおやかに春を告げる
日本の花を今年もお守りに

3月20日12時06分
占星術のはじまりであるおひつじ座が太陽入りをし春分を迎えます。

あの世と繋がり、界なく悟りが開かれやすいお彼岸の中日に迎える春分と秋分

牡羊座は始まりをあらわすが、後ろ髪を引かれながら始まりへ向かわなければならなかった星でもある。

いま月は蟹座にいて、感情が揺らぎやすい

けれどぜんぶ星の調整です

自分を責めず、雑にしない、雑にさせない

ものごとの移ろいは人それぞれで

すべてがひとしくある

正しさよりも、柔らかく

心地の良い選択を

春分の星詠みはまた後日。
3月20日12時06分
この瞬間のエネルギーはとても高いため、願い事が現実化しやすいと言われています。
なりたい自分をイメージしながらお願い事をしてみてください☆
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