本文へ移動

blog

月詠み⭐︎牡牛座新月

2024-05-08
一輪の花
ぼくの花は儚いんだ。
自分を守ろうにも
四つのトゲしか持っていない。
それなのに
ぼくはあの花を
星にひとりで置いてきてしまった。

-星の王子さま-

5月8日12時23分♉︎牡牛座新月

4月21日の木星と天王星の二つの天体が牡牛座で重なる現象は、我々が生きている間に起こることはもうありません。

そこに守護星である金星も牡牛座で重なり、現在少しずつ距離を取り始めたとはいえ、天王星と木星もまだ重なった状態で迎える今回の牡牛座新月。従来の牡牛座新月とは全く異なるものになりそうです。

驚くような展開を迎える方も少なくないはず。

牡牛座は安心を求め、五感を満たす事や心の豊かさを何よりも大切にします。

緊張感を強いる環境や人の中では自分を生かしきれないとても繊細な星です。
一方意志は強く、決めた事は譲りません。

実に5天体がその豊かさの象徴である牡牛座に集結するなか、土星も支えになってくれる頼もしい星の配置に。

美と豊かさの象徴である金星を守護星に持つ牡牛座は、天秤座と並び物事の本質を見極める才がある。

できるだけ上質なものに触れ、五感を満たし、自分の心を最大限に活かせることに集中すると星の後押しを受けられそうです。

⚪︎自分の直感・感性を信じる
⚪︎お花を飾る
⚪︎温泉に入る
⚪︎自然に触れる
⚪︎芸術に触れる
⚪︎美味しいものを食べる
⚪︎お金と生活習慣を見直す
⚪︎人間関係を見極める

【☆新月期間の注意点はInstagramのストーリーズに載せています。】

これまでコツコツと準備をしてきた事があれば、これからの生き方、土台が見えてくる頃です。

何かを始めたい方は、この新月から金星と木星が重なる5月23日くらいまでの間に自分磨きや行動を。この星の流れはぜひ活用してほしい。

お金と人間関係に関する事象はここから加速して表れてくる。上澄みの関係はお互いに意味を成さない。見返りを求めず、対等であるかどうか。

天王星が絡むと人間関係は繋がる縁と離れる縁と両極ある。そこに吉凶はなく、すべてが必然。

自分を軸に置けば、共鳴しない環境や人とは自然と距離ができますが、そのまま流れに身をまかせて。

不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)はこれからの数ヶ月間耕運期のため、自分の心に正直に行動すると良い芽が出て美しい花を後に咲かせます。

私がお花や植物が好きで、部屋に置く理由は育てながら自己対峙ができて心を豊かにしてくれるから。

タロットや星を詠むのと似ています。
この感覚は分かる人にしかわからない。

お花は贅沢品だとよく言われるけれど、確かにそうかもしれないけれど、カフェでお茶をしたり、映画を観たり、ゲームで課金するのと何が違うの?と思う。占いも然り。

価値観は人それぞれで、誰に何を言われようと、自分の感覚を信じ、選択する。

花に価値を置く者もいれば、体験やブランド品に価値を置く者もいる。

目に見えるものに価値があるように、
目に見えないものにも等しく価値がある。

人の価値観すらコントロールしようとする人の意見など聞かなくていい。

見せたい自分が世の中に氾濫するいま、心に正直でいる事はとても難しいことかもしれないけれど、誰かのための行動や、批判も肯定もすべては自分に向けられている。

自分の枠を超えるは、自分に嘘をつかないことで、本当に大切なものに失ってから気づいても、表層に映るものに従えば、残るのは後悔だけ。

ならば、素直になる勇気を。

誰しもが次の舞台へ自動的に行けるわけではない。

【2024年5月8日牡牛座新月】

冒頭でも触れた「星の王子さま」は、一輪の薔薇を大切に育てていました。

ある日、嘘や強がりやワガママばかり言う薔薇に耐えきれなくなった王子さまは、薔薇を置き去りにしたまま、星を飛び出してしまいます。

だが地球で他の薔薇を見て、すぐに後悔をするのです。

「あの薔薇をかけがえのないものにしたのは、薔薇のために費やした時間だったんだ」

「あの花のおかげで、いいにおいに包まれ、明るい光の中にいた。だから、どんなことになっても、あの花から逃げたりしちゃいけなかったんだ」

-星の王子さま-

ここ最近の東京の新月・満月はずっと雨降り。
沁み入る月夜に。

端午の節句⭐︎5月の星詠み

2024-05-05
惑い断つ、菖蒲の節句
5月5日9時10分
二十四節気の立夏を迎え
二黒土星中宮・己巳の月が始まります

暦の上では夏のはじまり

そして今日は五節句のうちのひとつ、端午の節句《菖蒲の節句》でもありますね。

旧暦の5月は、流行り病で多くの人が亡くなっていたため忌み月と呼ばれ、菖蒲や薬草で厄災や邪気をはらい、無病息災を祈っていました。
菖蒲の葉は剣も表しており、思い込みを捨て、邪な迷いを断つ意味もあります。

実はタロットカードにも登場する花菖蒲・アイリス。
ウェイト版では『14.TEMPERANCE.節制』に描かれ、トートタロットでは金星の象徴『3.The Empress (女帝)』と、牡羊座・火星の象徴『4.The Emperor (皇帝)』にアイリスの花が描かれている。

5月1日、火星は本拠地牡羊座へ入り、4月29日には金星も本来の居場所である牡牛座へ移動したばかりの現在。

2年ぶりとなる火星の牡羊座への里帰りは本来の力が足枷なく発揮できる時です。

人の意見に流されず、自分の信念と直感に従うが第一だと教えてくれている。

例えそれが大きな権力側の意見であったとしても、自らを俯瞰した時、嘘偽りなく生きているか。火星はそこを突いてくる。

火星は原動力であり源です。
源の動きがなければ太陽も月も眠ったまま。

蠍座満月辺りまで、内観せざるを得ないような悔しくて苛立つ思いをした人も多いと思いますが、やり場のない怒りや悔しさは変容への原動力になる。

想像力を存分に働かせ、次の新月から些細でも動き出せれば、時は追い風となります。

水星が牡牛座入りをする16日、5天体が牡牛座に集合する牡牛座祭りの5月の星廻りを

⚪︎5月1日 火星が牡羊座入り(6/8まで)⭐︎
⚪︎5月3日 冥王星逆行開始
⚪︎5月8日 牡牛座新月(12:22)⭐︎
⚪︎5月16日 水星が牡牛座入り(6/3まで)
⚪︎5月19日 金星と天王星が牡牛座で合⭐︎
⚪︎5月19日 太陽と木星が牡牛座で合⭐︎
⭐︎5月23日 金星と木星が牡牛座で合
⭐︎5月26日 木星が牡牛座から双子座へ移動

それぞれの出生図にもよりますが、全体的に5月は行動するが鍵。

5月23日の金星と木星の合は新たに始めたい事があれば最良の日になるかと。
牡牛座・双子座・天秤座は特に。

詳しくは後日牡牛座新月の月詠みで⭐︎

※牡羊座に月が移動し火星と重なる今日は苛立ちやすくもあります。すべて星の影響です。深く考えず深呼吸を。

✪ Thoth Tarot Reading ✪ 0. The Fool

2024-05-02
TORA
風は惑い

光は落ちる

無は混乱の淀みから生まれ

怒りや恐怖を

威の姿に変えたとて

影は光と共に現れる

かつて

ゴータマシッダールタは

人知の及ばぬ無限の宇宙に

この世界は存在し

宇宙から比べたら

あなたは本当に小さい存在で

かつ

唯一無二の大切な存在である

という真理を悟った

仏陀は

人に教えを押し付けろとは言わない

悩みや問題を抱えきれないなら

壮大な宇宙観に一度投げてみよ

と言っている

怒りを手放せは

無理に怒りを抑えるな

に通ずる

手に余るほどの怒りは

光を失うほどの悲しみで

向き合いかたも

乗り越えかたも

ひとりびとり違う

誰もその者にはなれないし

傷みの深さは知る由もない

魂を抉られる程の道に花は咲き

生かすべき時に生かさねば

光も影も

散る華もなし



✪ Thoth Tarot Reading ✪

0. The Fool


蠍座満月⭐︎再会する天王星と木星

2024-04-24
過去からの玉手箱
4月24日8時48分⭐︎蠍座満月

蠍座で月が満ちるとき、人の感情は波打ち、乱れる。

今回はそこに蠍座の守護星である冥王星と牡牛座太陽とで葛藤の配置が生まれる。
自立への変容を促してくる流れに。

不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)は特に影響を受けやすいので、ひと呼吸置き、感情が暴走しないようにしたい。

謂わゆる葛藤の角度や配置はネガティブに取られる事が多いのだが、私は雨降って地固まると詠む。

人は葛藤が生じなければ気づけないことがあるからだ。
大きな成長が生まれる時、そこには痛みや苦しみが伴う。

特に人が持つ言葉というのは、その人となりや生き様を表していて、同じ言葉でも、心の琴線に触れるのは経験から生まれるものでしかない。

机上の空論での正論は、ただただ心を傷つけるだけの凶器にしかならない。

私は占い師で、占い師は言葉を生業とする。
言葉は、不安や人の心を傷つけ自信を喪失させる術にもなれば、癒しと励まし、希望にもなる。
言葉に右往左往し気付かされることの日々の連続は、占い師としての鍛錬なのだろうとも思う。

今回の満月期間、感情がどーんと落ち込みやすい。被害妄想が暴走しやすく、勘違いからの口論で人とも衝突しやすい。

そういう星の流れ。

人とのご縁は尊いけれど、ある日突然切れる事もあって、一緒にいてしんどいなと感じるとき、離れる選択をする事が私にもある。

なのできっと、かつて私から離れた人にもそういう思いをさせていたのかもしれないと反省する。

誰しもが完璧ではないし、傷つける事も傷つけられる事もあって成長していくのだろうから。
闇雲に責めることはできないし、その時々のどんな選択も受け容れるしかない。

例え意見の相違が生じても、大切に言葉を選び、正直な気持ちを伝え合えれば誤解は解ける。
相手が大切な人であれば尚のこと。
行き違いがあれば、後悔しないよう純粋な想いを伝えてほしい。

⚪︎自分が本当に望むもの
⚪︎人への真の優しさ
⚪︎握りしめていた手のひらを開く

自立と覚悟に導く満月期間になりそう。

水星逆行が順行へ戻る留の流れも加わるため
電気系統のトラブルや遅延、人との口論、地震などの自然災害にも注意が必要。

ひと呼吸置き、思い込みからの勘違いで感情が暴走しないようにしたい。

‎ ⭐︎

ここからは今月の初めの投稿でも触れた天王星と木星の合(前々回の投稿参照)に関する星詠みをします。

4月21日、13-4年ぶりに重なった木星と天王星。
牡牛座で重なるのは83年ぶり。
前回の牡牛座・天王星・木星の合は、太平洋戦争中であり、前々回は、明治維新。
ふわふわした中から放り出されるような事がすでに起きていたり、起きるかもしれないけれど、未来に繋がる現実的な変革であり調整です。伏線の回収は何れ。

箱のなかは
開けてみなければ
何が入っているかは分からない。

期待していない事かもしれないし
期待以上の事かもしれない

過去の踏襲
未来への鍵
覚悟と決断のいま

リセットなどこの世にはなくて
すべてが繋がっている

もう、誰かの価値観の中で生きなくていいし、自分でいることのほうが大切。

箱の蓋は開けられ、強制的な変革は免れず、すべては気づきと自己解放へ繋がるギフトになりそうです。

コンフォートゾーンを抜け出すタイミングでもあり、どんなことでも受けとる覚悟を持ちたい。

過去を癒すようなことも起きてくるかもしれないので、よく頑張ったね。と自分を労ってほしい。

この天王星と木星の合が、自分の出生図のどのハウスで起こるかにより、個人が受けとる影響やテーマは変わってきます。

⚪︎純粋に心が躍るか。
⚪︎怖さの先に成長があるか。
⚪︎まわりの目ではなく、自分はどうしたいのかを念頭に行動する。

牡牛座は五感、物質、居場所を表し、木星は生きざまを拡大する星。

伏せられていた箱の蓋を天王星はこじ開け、驚くように目覚めさせるだろう。

どんな選択をする自分も、信じて。

‎✎

今日は、強くて優しい愛のあるお言葉をいただきました。
お客様からと、友人から。

ありがとうございます。

雨の満月に感謝を。

月詠み⭐︎牡羊座新月⭐︎皆既日蝕

2024-04-09
太陽の御隠れ
人は己の物差しでしか測れない

2024年4月9日3時20分、日蝕を伴う牡羊座新月。

今回の新月はドラゴンヘッドと重なる皆既日蝕で、日蝕・月蝕は観測できる地域での影響がとても大きい。今回は北米を横断。米国に注視。

そして今月は11日に火星と土星が魚座で重なり、21日には木星と天王星が牡牛座で重なる。
この一年を表現するような月になるのではないかと思われる。
(4月全体の星の流れは、ひとつ前の投稿を参考にしてください)

※東洋の占術で見ても、今月は年盤も月盤も三碧木星が中宮に廻座。エネルギーの強い辰の年月でもある。三碧の年は地震が多い。日蝕後は特に注意したいです。

はじまりの牡羊座で迎える蝕を伴う新月は水星逆行中でもあるため、何かを始めるより見直しと削ぎ落としが重要。

瞑想と断捨離はお勧めです。手放すのが難しければ自分が求めているもの、苦手だと感じること、そういう概念に気づくだけでもいい。

活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)は影響が出やすい流れ。

・アセンダントは魚座
・月は天王星と共に2ハウスに
・天体は自己を表す1-2ハウスに集中
・冥王星と金星は相応の風を吹かせる

⚪︎権力の反転
⚪︎まやかしの明るみ

⚪︎自分を責めない。自分を信じる。
⚪︎思いやりと想像力
⚪︎行動する準備と再挑戦
⚪︎お金の得方に変化が訪れる

⚪︎注目は小惑星カイロンが新月と重なること

過去の傷が疼き葛藤が起きやすい。

月蝕頃から感情が揺さぶられ、何かしらの気づきや深層心理と向き合うような事があったかもしれない。

だがそれは癒しへの過程に過ぎず、どんな自分も信じ、愛で受け容れる事ができれば新たな始まりを迎えられる。

傷みや苦悩、それらすべてが道標だったと腑に落ちるような気づきや癒しを受け取る者もいれば、逆に支配してきた側は向き合わされる。

水瓶座の時代に入ったばかりの現在、次に待っているのは天秤座時代で、その時、他者の価値観の中で生きるのは今よりしんどくなる。人間関係と仕事の運用の在り方は特に。

柔軟に動ける環境や対等な関係性に身を置く事が助けにもなってくるし、生きやすくもなる。一極集中にならなければ、誰に支配される事もない。

そして、オリジナルであるというのは今後本当に重要で、他者からの影響や情報、真似事ではなく、自分の経験と感覚、知識と智慧を腑に落とし、表現することが鍵になってくる。

いまはその調整期間で、誰でもない自己信頼から生まれる行動と意思を試されているのかもしれない。

いま動けなくても何れ何処かのタイミングで切り替えはやってくる。
それが強制終了にならない為にも、事前準備はしておくに越したことはない。

勇気が出せず先送りを続けた結果、いつも強制終了の連続だった私の経験則です。

勇気を出したい事があれば、今回の牡羊座新月の力を活用できるはず。ただし"焦らずに"自分のペースで。

自分が望む真の豊かさに気づくため
心は揺れるが、揺れるはギフト

癒しと勇気を自らに利すれば
自ずと運命は動きだす
TOPへ戻る